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特集 消化器外科手術における新しい潮流
ロボット手術―いよいよ本格化するわが国のロボット手術の今後の展望
Robotic surgery:present and projected perspectives in Japan
家入 里志
1
,
橋爪 誠
1,2
Satoshi IEIRI
1
1九州大学病院先端医工学診療部
2九州大学大学院医学研究院先端医療医学
キーワード:
da Vinci®
,
先進医療
,
トレーニング
Keyword:
da Vinci®
,
先進医療
,
トレーニング
pp.668-673
発行日 2010年5月20日
Published Date 2010/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103057
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要旨:わが国では欧米とほぼ同時期に臨床試験が開始されたロボット手術であるが,医療機器としての製造・販売承認に時間を要したため,本格的な臨床導入はこれからスタートすることとなる.この間,わが国における低侵襲外科治療は内視鏡外科手術を中心に発展をとげ,世界有数の内視鏡外科手術の技術を有するようになった.このような状況のなかで,今後,ロボット手術がわが国で普及するにあたって,ロボット手術のコストに見合う診療報酬を確保できるかという医療制度と,手術のクオリティを担保する医師の教育・トレーニングが課題となると考えられる.
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