特集 外陰疾患を極める
6.疣贅(イボ)
川名 敬
1
K. Kawana
1
1日本大学医学部産婦人科学系産婦人科学分野(主任教授)
pp.1117-1122
発行日 2019年8月1日
Published Date 2019/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000999
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外陰疾患のなかで,「イボ」は触知しやすく外観ですぐに見つけられることから患者が自覚しやすい。性交時にパートナーに気づかれるなどのストレスもある。したがって,外陰疾患のなかでも「イボ」は精神的ストレスを受けやすい症候である。いわゆる「性器イボ」といえば尖圭コンジローマである。しかし,外陰疾患のなかで「イボ」を形成する疾患は尖圭コンジローマだけではない。本稿では,尖圭コンジローマを中心に,その鑑別診断や治療について整理したい。
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