特集 産婦人科診療decision makingのためのMRI・CT
企画者のことば
「一緒にカンファレンスしませんか」
松木 充
1
1近畿大学医学部放射線医学教室放射線診断学部門
発行日 2019年6月30日
Published Date 2019/6/30
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000903
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私が画像診断医を目指した頃はMR診断の指導者は少なかったが,それでも早くから興味を持ったのが婦人科領域のMR診断である。なぜ興味をもったのか? それは何よりも富樫かおり先生(京都大学医学部附属病院放射線診断科 現・教授)が執筆された「婦人科疾患のMRI診断(医学書院,1990年)」にある。この本を通して,婦人科領域の正常解剖から多くの疾患のMR所見を学び,私だけでなく,現在の婦人科領域の画像診断医の礎になったといっても過言ではない。その後,私はサブスペシャルティの道を選ばず,general radiologistという道を選んだが,現在も婦人科領域のMR診断はライフワークのひとつである。
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