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婦人科領域 GQ-25 進行卵巣癌症例のNAC-IDS 後にレジメンを変える必要はあるか?
斎藤 元章
1
1東京慈恵会医科大学産科婦人科
pp.1507-1512
発行日 2017年10月31日
Published Date 2017/10/31
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000190
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近年行われている前向きランダム化比較試験(EORTC55971 試験,CHORUS 試験,JCOG0602 試験)の結果,PDS に比較して低侵襲であるため,NAC-IDS を標準治療の1 つの選択肢とする意見もある。そのため,NAC-IDS を行っている施設も多く存在するのではないかと思われる。NAC-IDS 後の問題点としては,抗がん剤に曝露されることにより薬剤耐性細胞の出現が懸念されることである。しかし,NAC-IDS 後にレジメンを変えるべきか否かを唱えているものは,現状では存在しない。
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