[連載] 最近の外国業績より
呼吸器
日本医科大学小児科学教室
pp.758-761
発行日 2026年8月1日
Published Date 2026/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003956
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背 景 小児の市中肺炎(CAP)は世界中の5歳未満の乳幼児における主要な罹患および死亡原因の一つである.重症度が幅広く,重症化すると呼吸不全や敗血症へ進行し,死亡率が高くなる.しかし,CAPは臨床症状が多様であり,普遍的なバイオマーカーが存在しない.成人のCAPリスク層別化スコアは,免疫応答や呼吸生理の発達段階の差異が考慮されていないため,小児に適応できない.近年,全身性炎症と栄養状態を反映する血清アルブミン(Alb)をベースとした炎症指標(比率)が注目されている.本研究は,小児の免疫発達段階(年齢層)に合わせて「好中球割合/アルブミン比(NPAR)」「C反応性タンパク/アルブミン比(CAR)」「CRP×リンパ球/アルブミン比(CALLY)」の有用性を評価し,重症CAPの予測モデルを最適化することを目的とした.

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