[連載] 最近の外国業績より
循環器
日本医科大学小児科学教室
pp.88-91
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003747
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背 景 Fallot四徴症(TOF)は最も一般的なチアノーゼ性先天性心疾患であり,全先天性心疾患の約15%を占める.本疾患は,右室流出路狭窄,心室中隔欠損,大動脈騎乗,右室肥大の4徴を特徴とする.TOFの外科的修復は長期生存に不可欠であり,通常は生後3~6か月で実施される.根治術において肺動脈弁輪を温存する肺動脈弁温存修復(pulmonary valve-sparing repair:PV-SR)は,右室機能の長期的保持および肺動脈逆流(PR)の抑制に有利とされる.一方,発展途上国では診断や手術時期の遅れにより弁温存が困難な症例も少なくない.本研究の目的は,このような医療資源の限られた環境下においてPV-SRを成功させるための独立予測因子を明らかにすることである.

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