特集 0歳児の診かた――外来診療・健診でおさえておきたいポイントⅡ
1.呼吸器感染症――RSウイルス,細気管支炎などの外来対応
田中 沙織
1
,
石和田 稔彦
2
1千葉大学医学部附属病院小児科
2千葉大学真菌医学研究センター感染制御部
pp.679-683
発行日 2026年8月1日
Published Date 2026/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003943
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RSVは乳幼児で最も重要な下気道感染症の原因の1つで,生後6か月未満や早産児,心肺疾患・神経筋疾患などの基礎疾患をもつ児では重症化しやすい.診断は臨床像と迅速抗原検査が中心で,重症度は呼吸状態と全身状態から評価する.SpO2低下,陥没呼吸,哺乳不良,無呼吸などは入院適応となる.治療は支持療法が基本で,薬物療法の有効性は限定的である.保護者には悪化徴候がみられた場合に早期受診を促し,自宅ケアについて丁寧な説明が望ましい.感染予防として手指衛生や隔離が重要で,ハイリスク児にはパリビズマブやニルセビマブの予防投与が推奨される.また,妊婦へのRSVワクチンが定期接種化された.

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