特集 小児科医が知っておきたい 子どもの耳・鼻・のどの診療Ⅰ
4.「急にものを飲み込みにくくなった」という訴えに遭遇したとき――小児科医がすべき初期対応
竹内 美緒
1
,
小森 学
1
1聖マリアンナ医科大学耳鼻咽喉科
pp.215-220
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003795
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小児が急に飲み込みにくくなった場合,小児科医は緊急性の判断が求められる.鑑別疾患として急性喉頭蓋炎,扁桃周囲膿瘍,咽後膿瘍,咽頭異物,口腔内刺創,喉頭浮腫などがあり,軽症例が多いものの気道狭窄や深頸部感染症へ進展し得る.問診では発症状況と随伴症状(嗄声,喘鳴,呼吸困難,流涎など)の確認が重要である.診察ではバイタルサインと気道評価を優先し,緊急性が高い場合は過度の刺激を避け速やかに専門医療機関へ搬送する.本稿では小児科外来での初期対応,危険サインの見極め,耳鼻咽喉科医へ相談すべきタイミングを中心に解説する.

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