小児保健
乳幼児健診デジタル化の現状と課題
小林 徹
1
1自治医科大学地域医療学センター公衆衛生学部門
pp.150-153
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003770
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わが国の乳幼児健診は母子保健の要として長年機能してきたが,自治体ごとの紙運用による情報の分断やデータ利活用の遅れが課題となっている.本稿では,現在国が進める「母子保健情報デジタル化実証事業」の仕組みと,その実現の鍵を握る「データの標準化」について概説する.1,700を超える自治体の「方言」を統一する医学的・技術的困難さと,それを乗り越えた先にあるPublic Medical Hub(PMH)構想の未来について,小児科医がこの変革をどうとらえ,診療の質向上に活かすべきか,その展望を示したい.

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