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当院における新生児尿サイトメガロウイルススクリーニング検査導入1年の現状
小林 正樹
1,3
,
斉藤 淳人
1
,
池本 亘
1
,
平川 賢史
2
,
津川 毅
2
1札幌東豊病院小児科
2札幌医科大学附属病院小児科
3現・札幌白石産科婦人科病院新生児内科
pp.995-1001
発行日 2025年9月1日
Published Date 2025/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003583
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先天性サイトメガロウイルス(CMV)感染症は,難聴や精神運動発達遅滞など,重篤な神経学的後遺症をきたし得る疾患である.抗CMV薬であるバルガンシクロビルは,先天性CMV感染症の児における聴覚や精神運動発達の改善,進行抑制に効果が期待され,2023年3月,保険適用となった.治療法の確立により,早期診断の意義が大きくなった.当院では2023年5月より新生児尿を用いたCMVスクリーニング検査を導入した.導入1年を経過し,検査の実際についての現状を報告する.

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