特集 子どもの検査値の判断に迷ったら
11章 腎機能検査
2.糸球体機能評価
本田 尭
1
,
幡谷 浩史
2
1新百合ヶ丘総合病院小児科
2東京都立小児総合医療センター腎臓・リウマチ膠原病科
キーワード:
推算GFR
,
クレアチニンクリアランス
,
慢性腎障害
,
急性腎障害
Keyword:
推算GFR
,
クレアチニンクリアランス
,
慢性腎障害
,
急性腎障害
pp.1645-1650
発行日 2023年12月20日
Published Date 2023/12/20
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002872
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一般的に腎機能というと糸球体機能を表し,糸球体濾過量(glomerular filtration rate:GFR)の数値で評価される.GFRを直接測定するにはイヌリンクリアランス(CIn)の測定が必要だが,適切なイヌリン投与法と蓄尿が必要であり,とくに排尿自立前の小児において煩雑であることから,臨床では現実的には下記のように評価がなされる.『慢性小児腎臓病(小児CKD)小児の「腎機能障害の診断」と「腎機能評価」の手引き』が大変参考になり,小児腎臓病学会のホームページからダウンロードも可能である1).
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