特集 子どもの検査値の判断に迷ったら
10章 自己抗体検査
3.臓器非特異的自己抗体
-――抗核抗体
井上 祐三朗
1
1千葉大学大学院医学研究院総合医科学
キーワード:
抗核抗体
,
全身性エリテマトーデス
,
混合性結合組織病
,
皮膚筋炎
,
強皮症
Keyword:
抗核抗体
,
全身性エリテマトーデス
,
混合性結合組織病
,
皮膚筋炎
,
強皮症
pp.1630-1634
発行日 2023年12月20日
Published Date 2023/12/20
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002869
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抗核抗体とは,さまざまな細胞核抗原に対する抗体の総称である.抗核抗体の測定には,種々の核抗原の混合物を用いた酵素結合免疫吸着測定(enzyme-linked immunosorbent assay:ELISA)法や蛍光酵素免疫測定(fluoroenzyme immunoassay:FEIA)法による測定も可能であるが,蛍光染色パターン(染色型)により対応抗原の推測が可能な間接蛍光抗体法(fluorescent anti-nuclear antibody:FANA)を用いることが一般的である.したがって本稿では,FANA法による抗核抗体検査の結果の評価と対応について概説する
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