Japanese
English
原著
抗セントロメア抗体(ACA)陽性の全身性エリテマトーデス—自験膠原病患者における抗セントロメア抗体の出現頻度
Anti-Centromere Antibody-Positive Systemic Lupus Erythematosus with Reference to the Positivity of Anti-Centromere Antibody in Our Patients with Connective Tissue Disease
石川 治
1
,
石川 英一
1
Osamu ISHIKAWA
1
,
Hidekazu ISHIKAWA
1
1群馬大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Gunma University School of Medicine
キーワード:
抗セントロメア抗体
,
全身性エリテマトーデス
,
強皮症
,
膠原病
Keyword:
抗セントロメア抗体
,
全身性エリテマトーデス
,
強皮症
,
膠原病
pp.463-467
発行日 1991年6月1日
Published Date 1991/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900381
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28歳,女性.全身性エリテマトーデス発症9年後に抗セントロメア抗体が検出された1例を報告した.群馬大学皮膚科の過去3年間の検索では,抗セントロメア抗体は強皮症(計171例)では,CREST症候群またはタイプ1で49例中12例(24%),タイプ2で83例中11例(13%)に陽性であった.しかし,PSS以外の膠原病(計68例)では今回の報告例を除き,すべて陰性であった.今回の報告例では強皮症症状は臨床的に認められず,抗セントロメア抗体出現の意義についてはなお不明である.
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