特集 難しい話題をどう伝えるか――小児科医に必要なコミュニケーション・スキル
1.遺伝性疾患にかかわる家族とのコミュニケーション
小澤 南
1
,
右田 王介
1,2
1聖マリアンナ医科大学小児科
2同大学臨床検査医学
キーワード:
遺伝カウンセリング
,
コミュニケーション技法
,
小児の遺伝性疾患
,
遺伝学的検査
Keyword:
遺伝カウンセリング
,
コミュニケーション技法
,
小児の遺伝性疾患
,
遺伝学的検査
pp.551-556
発行日 2023年6月1日
Published Date 2023/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002594
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
遺伝性疾患への対応として,臨床遺伝疾患のもつ特殊性や基本的なカウンセリング技法を活用しながら十分な時間をとって患者や家族に寄り添ったコミュニケーション対応を行うことが重要である.疾患のさまざまな転帰や将来に起こり得る症状と問題に適切に対応するためには,児の遺伝性疾患へ継続的な診療を行い,患者・家族の気づきに対して真摯に対応する必要がある.遺伝カウンセリングの基本的な考え方を理解するさまざまなセミナーが開催されている.遺伝性疾患の特性を理解した医療コミュニケーションは,医療者と患者,家族のストレスの軽減に寄与し,よりよい医療の提供へ役立つ.
Copyright © 2023, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.