[連載] 最近の外国業績より
血液
日本医科大学小児科学教室
pp.568-571
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002168
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背 景 急性リンパ性白血病(ALL)は,先進国での生存率は約90%に上るが発展途上国では著しく低下している.簡便かつ正確な診断マーカーの開発は,予後改善のために重要な課題である.今までのマーカーは多くがタンパク質のため感度/特異度が低かった.一方,microRNA(miRNA)とよばれるnon-coding RNAは高い安定性から,診断や予後判定に有用な非侵襲的バイオマーカーとして期待されている.本研究では,血漿中のmiR-146aの発現量がALLのマーカーとして有用かどうかを検討した.
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