綜説
「小児がん内分泌診療の手引き」について
依藤 亨
1
1大阪市立総合医療センター小児代謝・内分泌内科
キーワード:
小児がん
,
内分泌
,
診療
,
手引き
Keyword:
小児がん
,
内分泌
,
診療
,
手引き
pp.526-533
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002161
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小児がん患者の治療の高度化により,小児がん患者の5年生存率は70~90%に達している.従来から注目されてきた小児がん長期生存者(CCS)の内分泌晩期合併症に加え,治療前の内分泌対応,治療中の内分泌合併症も複雑化している.日本小児内分泌学会CCS委員会では,これらの問題に包括的に対応するpediatric cancer endocrinologyのマニュアルとして「小児がん内分泌診療の手引き」を上梓した.小児がん治療に伴う内分泌診療のほとんどすべての項目に対して,一般的な内分泌の教科書には記載されていない具体的な対応方法が記載されている.
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