症例
早期に発見し得た胆嚢捻転症の女児例
武田 翔
1
,
吉田 登
1
,
丸山 和隆
1
,
櫻谷 浩志
1
,
大友 義之
1
,
浦尾 正彦
2
,
山髙 篤行
3
,
清水 俊明
4
1順天堂大学医学部附属練馬病院総合小児科
2同 小児外科
3順天堂大学医学部小児外科
4同 小児科
キーワード:
胆嚢捻転症
,
急性腹症
,
超音波検査
,
早期診断
,
腹腔鏡手術
Keyword:
胆嚢捻転症
,
急性腹症
,
超音波検査
,
早期診断
,
腹腔鏡手術
pp.347-350
発行日 2022年3月1日
Published Date 2022/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002109
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胆嚢捻転症は胆嚢が捻転し,血行障害により急速に壊死に陥る疾患である.緊急手術を要する急性腹症だが,小児例はまれなため小児内科医の認知度は低い.画像診断が進歩した近年では,胆嚢捻転症の画像的特徴をふまえることで早期に診断できる例が増えている.今回われわれは,突然発症した腹痛に対して超音波検査と造影CT検査で胆嚢捻転症を発症早期に診断し,速やかに腹腔鏡手術による治療をし得た女児例を経験したので報告する.
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