特集 小児科サブスペシャルティ領域の専門医制度のこれから
4.小児血液・がん
大賀 正一
1,2
,
米田 光宏
1
,
大園 秀一
1
,
滝田 順子
1
1日本小児血液・がん学会
2九州大学大学院医学研究院成長発達医学
キーワード:
腫瘍性・非腫瘍性血液疾患
,
固形腫瘍
,
造血細胞移植
,
小児がん拠点病院
,
多職種
Keyword:
腫瘍性・非腫瘍性血液疾患
,
固形腫瘍
,
造血細胞移植
,
小児がん拠点病院
,
多職種
pp.1510-1515
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001975
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小児血液・がん専門医は日本小児血液・がん学会に所属し,主に全国の小児がん拠点病院とその関連施設で診療に携わっている.この日本小児科学会の分科会は,小児科と小児外科の他,脳神経外科,整形外科,眼科,放射線科,病理などの多職種で構成され,専門医制度を確立し,診療の質向上に努めてきた.AYA世代のがんや遺伝性腫瘍,がん化学療法や移植後のこどもたちが成長しながら抱える問題には支援が欠かせない.血液内科医との連携が必要な疾患も多い.生殖医療・周産期領域との連携は大きな課題である.小児血液・がん専門医には,ライフサイクルのなかで高い専門性と多職種連携を実践することができるしなやかな臨床力が求められている.
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