綜説
小児の視覚スクリーニング
林 思音
1
1山形大学医学部眼科学講座
キーワード:
弱視
,
斜視
,
Red reflex test
,
屈折検査
,
フォトスクリーナー
Keyword:
弱視
,
斜視
,
Red reflex test
,
屈折検査
,
フォトスクリーナー
pp.254-260
発行日 2021年3月1日
Published Date 2021/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001659
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小児の視覚スクリーニングの目的は弱視を含む視覚異常を早期に発見することである.スクリーニングは,乳児健診,1歳6か月健診,3歳児健診,就学時健診に付随して行われている.それに加えて幼稚園・保育所での健診が行われている.時期により重点的に評価する疾患が分かれており,3歳までは重症眼疾患や早期発症の斜視,3歳以降は弱視および斜視の早期発見が目的とされている.近年,各スクリーニングについてのマニュアルが整備され,また乳幼児の健診用検査機器が登場しており,健診内容の充実が期待されている.本稿では,それぞれの健診目的・診察方法について説明する.
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