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当院におけるスポット ビジョンスクリーナーを用いた視力スクリーニング症例の検討
光武 伸祐
1
,
藤本 保
1
1大分こども病院小児科
キーワード:
スポットビジョンスクリーナー
,
弱視
,
屈折検査
,
3歳児健康診査
Keyword:
スポットビジョンスクリーナー
,
弱視
,
屈折検査
,
3歳児健康診査
pp.508-512
発行日 2021年5月1日
Published Date 2021/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001726
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屈折異常などで適切な視覚刺激を受けることができないと,視力が発達せず弱視となるが,3歳児健康診査の際の家庭での視力検査のみでは,弱視の発見が遅れる可能性がある.当院で,2017年3月1日から1年間,スポット ビジョンスクリーナーを用いて検査を行った756例の結果を検討した.68例が要精密検査となり,弱視を5例認めたが,いずれも3歳児健診では異常を指摘されていなかった.また,その後も経過フォロー中に10例の弱視を認めた.スポット ビジョンスクリーナーを用いたスクリーニングは,弱視の早期発見,早期治療につながる.また経過観察中に弱視の診断がつく症例もあるため,フォローの継続が重要である.
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