特集 小児診療ガイドラインのダイジェスト解説&プログレス
消化器
35.小児急性胃腸炎
靍 知光
1
,
上村 克徳
2
,
服部 益治
3
,
平田 倫生
4
,
十河 剛
5
,
伊藤 純子
6
,
津村 直幹
7
,
黒田 達夫
8
1雪の聖母会聖マリア病院臨床・教育・研究本部
2兵庫県立こども病院救急総合診療科
3兵庫医科大学小児科・社会福祉法人枚方療育園医療福祉センターさくら
4聖路加国際病院小児科
5済生会横浜市東部病院小児肝臓消化器科
6虎の門病院小児科
7久留米大学医学部小児科
8慶應義塾大学医学部小児外科
キーワード:
小児急性胃腸炎
,
小児急性胃腸炎ガイドライン2017
Keyword:
小児急性胃腸炎
,
小児急性胃腸炎ガイドライン2017
pp.689-695
発行日 2020年4月20日
Published Date 2020/4/20
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001307
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毎年,夏の暑い時期には細菌感染による食中毒が,また年末が近づいてくるとノロウイルス等の急性胃腸炎発症が増えてくる.とくに寒い時期のウイルス性胃腸炎は小児に限らず成人(とくに高齢者)にも多くの感染者を出しメディアを賑わすこともまれではない.しかし,わが国ではごく一般的疾患故に今までにその治療の標準化が論議されることはなく,医療者個人の治療方針に委ねられていたのも事実である.
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