特集 子どもと漢方―日常診療に役立つ考え方・使い方
3.小児科医が漢方薬を使うポイント
崎山 武志
1,2,3,4
1聖マリアンナ医科大学総合診療内科・漢方外来
2新横浜母と子の病院・漢方外来
3スリープクリニック銀座・調布
4金匱会診療所
キーワード:
適応疾患
,
四診
,
虚弱
,
腹診のポイント
,
頻用エキス剤(処方)
Keyword:
適応疾患
,
四診
,
虚弱
,
腹診のポイント
,
頻用エキス剤(処方)
pp.245-252
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001215
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日常診療の傍らで,漢方を独学であるいは指導医の下でも,学ぶのは大変である.そうして漢方の理論を学んでも,実際に患児を治す術がなければ臨床の現場では役に立たない.五感を使って病状を判別し,病気ではなく病人を治すことが漢方の本道である.本稿では,小児に漢方薬を使うポイントについて,まず訴える症状に対して実践的な処方から入り,それから漢方的にはどう診るのかという基本的な考え方について概略した.
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