特集 健康的な住まいが欲しい!—暮らしやすくて,寿命も延びる
健康長寿に資する住まいと住まい方
伊香賀 俊治
1
1慶應義塾大学理工学部
キーワード:
住環境
,
家庭血圧
,
過活動膀胱
,
睡眠の質
,
身体活動量
,
健康関連QOL
,
虚弱
Keyword:
住環境
,
家庭血圧
,
過活動膀胱
,
睡眠の質
,
身体活動量
,
健康関連QOL
,
虚弱
pp.443-449
発行日 2021年7月15日
Published Date 2021/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209655
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【ポイント】
◆住まいの冬季最低室温18℃以上のWHO勧告を満たさない住まいが,日本では9割に達する.住まいの新築,改修時の断熱性能向上が疾病予防の観点から重要である.
◆暖かな住まいの普及は,転倒・虚弱リスクを低くし,要介護認定年齢を遅らせる効果が期待され,介護予防の観点からも重要である.
◆WHO Housing and Health Guidelinesの日本版の早期策定と「健康日本21」の次期改訂への反映が望まれる.
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