特集 クリニックで診る小児膠原病・炎症性疾患
2.若年性特発性関節炎の慢性期への対応とフォローのポイント
岡本 奈美
1
1大阪医科大学小児科
キーワード:
若年性特発性関節炎
,
移行期医療
,
ぶどう膜炎
,
地域医療連携
,
生物学的製剤
Keyword:
若年性特発性関節炎
,
移行期医療
,
ぶどう膜炎
,
地域医療連携
,
生物学的製剤
pp.225-232
発行日 2019年3月1日
Published Date 2019/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000786
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若年性特発性関節炎(juvenile idiopathic arthritis:JIA)は治療の進歩により,疾患コントロールは大きく改善し,合併症や治療の副作用も減少した.入院生活や自宅療養を不要とし,学校や園で生活を謳歌できる時代となった.一方,リウマチ専門医の資格をもつ小児科専門医は90名近くに増えたとはいえ,まだまだ少なく地域偏在もある.疾患活動性が十分落ち着いたことを確認したうえで,かかりつけ医に逆紹介されたり,専門医とかかりつけ医で連携しながら併診されたりといった症例も増えている.「若年性特発性関節炎初期診療の手引き2015」の普及もあり,小児リウマチ診療の輪はクリニックにも広がっている.
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