今月の主題 フローサイトメトリー
話題
クラスター分類の最新の情報
鈴木 勝也
1
,
瀬戸山 由美子
1
,
竹内 勤
1
Katsuya SUZUKI
1
,
Yumiko SETOYAMA
1
,
Tsutomu TAKEUCHI
1
1埼玉医科大学総合医療センターリウマチ膠原病内科
キーワード:
CD molecules
,
monoclonal antibodies
,
HCDM(Human cell differentiation molecules workshop)
Keyword:
CD molecules
,
monoclonal antibodies
,
HCDM(Human cell differentiation molecules workshop)
pp.983-985
発行日 2007年9月15日
Published Date 2007/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542101312
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1.はじめに
クラスター分類とはCD(cluster of differentiation)分類とも呼ばれ,ヒト白血球を主とした分化抗原の国際分類を指す.白血球表面抗原とそのモノクローナル抗体に関する会議,The Human Leukocyte Differentiation Antigen Workshops(HLDA)が1982年に初めてパリで開催され(会長:Bernard A),CD1からCD15までが決定された.1984年には第2回会議がボストン(会長:Schlossman SF)でCD26まで決定というように,その後2~4年ごとに会議が開催されそのたびにCD番号の数は増加していき,2004年には第8回HLDAがアデレード(会長:Zola H)で開催され,CD339までが決定された.最近では白血球以外の細胞に対する分化抗原にも適用が広がり,HCDM(Human cell differentiation molecules workshop)と名称が変更された1).本稿ではこのHCDM 2006会議におけるクラスター分類の最新の情報につき概説する.
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