増大号特集 正しく指示する食事指導・食事療法
17.ネフローゼ症候群
濱谷 亮子
1
,
服部 元史
1
1東京女子医科大学腎臓小児科、東京女子医科大学医学部研究生(管理栄養士,医学博士)
キーワード:
小児ネフローゼ症候群
,
食事指導
,
塩分
,
エネルギー
Keyword:
小児ネフローゼ症候群
,
食事指導
,
塩分
,
エネルギー
pp.1511-1517
発行日 2017年11月1日
Published Date 2017/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000232
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小児ネフローゼ症候群患者に対する食事指導は,浮腫が認められる時期の塩分制限とステロイド治療中に過剰なエネルギー摂取とならないようにすることである.塩分制限には,市販食品,惣菜,加工食品の利用を控え,家庭で低塩調理に努めること,過剰なエネルギー摂取を抑えるためには,菓子類,飲料類の摂取を控え,間食習慣を見直すことが大切である.実際の食事指導では,各家庭の食生活習慣,調理担当者の味覚や調理技術により,指導すべき内容が異なるため,患者本人ならびに家族から十分な聞き取りを行ったうえで,実践可能な事柄を指導することが重要である.
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