症例
γグロブリン投与前に解熱したが関節症状が遷延した川崎病の1例
横山 宏司
1
,
和田 卓三
1
,
水野 真介
1
,
堀 六希
1
,
額田 貴之
1
,
深尾 大輔
1
,
池田 由香
1
,
原 茂登
1
,
濱畑 啓悟
1
,
吉田 晃
1
1日本赤十字社和歌山医療センター小児科部
キーワード:
川崎病
,
関節痛
,
大量γグロブリン療法
,
アスピリン療法
Keyword:
川崎病
,
関節痛
,
大量γグロブリン療法
,
アスピリン療法
pp.1261-1264
発行日 2017年9月1日
Published Date 2017/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000181
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川崎病(kawasaki disease:KD)の治療に関して,第1 選択薬はγグロブリン製剤の大量投与(intravenous immunoglobulin:IVIg)であり,投与される頻度は92%である1).すなわち全国調査においてもIVIg 非投与例が8%存在している.IVIg 非投与群の川崎病症例の管理方法については定まったものはない.今回われわれはKD と診断後,IVIg 施行前に,速やかに解熱を得るも両側膝関節痛が遷延した症例を経験した,管理の過程を中心に報告を行う.
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