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肉腫診断・治療のパラダイムシフト
松峯 昭彦
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1福井大学学術研究院医学系部門医学領域,器官制御医学講座整形外科学分野
pp.231-231
発行日 2017年3月1日
Published Date 2017/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/seJ.0000000026
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現在のがん治療における,分子標的治療薬の開発スピードには驚かされます。わが国においては,2001 年に承認されたB 細胞性非ホジキンリンパ腫に対するRituximab,乳がん・胃がんに対するTrastuzumab,慢性骨髄性白血病・GIST に対するイマチニブが最初ですが,その後15年間の間に続々と新規治療薬が登場し,現在では,全世界で70以上の分子標的薬が承認されています。さらに,驚くべきことに640種類以上の化合物が臨床試験中であり,それらのいくつかは,治療薬として登場するはずです。
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