今月の主題 内科診断の本道―病歴と身体診察情報からどこまでわかるか?
座談会
内科診断のパラダイムシフト
福原 俊一
1
,
野口 善令
2
,
野々垣 浩二
3
,
徳田 安春
4
1京都大学大学院医療疫学分野
2名古屋第二赤十字病院総合内科
3大同病院消化器内科
4筑波大学水戸地域医療教育センター・水戸協同病院
pp.1606-1618
発行日 2012年9月10日
Published Date 2012/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106156
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これまで,わが国の内科診断では,検査を重視する診断スタイルがなされてきた.これは,病歴,身体診察情報を重視する北米式の診断スタイルとは大きく異なっている.
検査を重視する診断スタイルに伴う弊害とは何か.そして,病歴や身体診察情報から鑑別診断を絞り込んでいく診断スタイルへと変わることには,どのようなメリットがあるのか.
わが国が検査偏重の診断スタイルとなった原因も含め,医学教育,高齢社会,グローバル化など,さまざまなキーワードと絡めてお話しいただいた.
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