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特集 整形外科医の災害対応のあり方―能登半島地震の経験より
JRATの概要と課題および今後の展望―令和6年能登半島地震での活動から―
JRAT’s overview, challenges, and future prospects;from activities following the 2024 Noto Peninsula Earthquake
冨岡 正雄
1
Masao TOMIOKA
1
1尼崎だいもつ病院,リハビリテーション科,JRAT研修企画委員会
キーワード:
JRAT
,
Rehabilitation medicine
,
Earthquake
Keyword:
JRAT
,
Rehabilitation medicine
,
Earthquake
pp.1551-1555
発行日 2024年12月1日
Published Date 2024/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000003221
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要旨:日本災害リハビリテーション支援協会(JRAT)は,災害時にリハビリテーション支援を行う団体で,被災地の早期復興と生活不活発病の予防を目的としている。令和6年の能登半島地震では,迅速に情報収集を行い,避難所での支援を提供した。活動はリハビリテーショントリアージ,環境調整,廃用予防指導など多岐にわたるもので,RRT(Rapid Response Team)が本部機能をサポートした。活動を通じて,事前協定の欠如,情報管理の効率化の必要性,支援者の経験不足といった課題が浮かび上がった。今後は,都道府県との協定締結,ICTを活用した業務効率化,災害時リハビリテーション支援の認知向上などに取り組み,災害時の迅速で効果的な対応を目指す。
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