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特集 整形外科医の災害対応のあり方―能登半島地震の経験より
地方の整形外科医として災害に備えてきたこと―能登半島地震での経験について―
Role of rural orthopaedic surgeons in disaster response and preparedness
高田 宗知
1
Munetomo TAKATA
1
1あさぎり台整形外科
キーワード:
The Japanese Orthopaedic Association
,
Disaster
,
Trauma
Keyword:
The Japanese Orthopaedic Association
,
Disaster
,
Trauma
pp.1515-1518
発行日 2024年12月1日
Published Date 2024/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000003215
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要旨:災害時は外傷患者が多数発生し,整形外科医の果たすべき役割が大きい。被災地域では十分な医療体制が整わないため,被災地外の医療機関へ適切に広域搬送を行うのが望ましい。2018年の日本外傷学会総会・学術集会で「災害・多数外傷患者対応」のセッションを聴講したことをきっかけに,災害対策が必要と感じ,石川県を含む北陸3県での地域のネットワーク作りを開始した。日本整形外科学会災害対応委員会の第1回のWeb上での災害対応訓練を行い,外傷患者を搬送する際のトリアージについて検討した。また石川県からの補助金を獲得し,北陸の整形外科医に向けてセミナーを開催した。能登半島地震においては被災地から近い後方支援病院の一つとして,金沢医療センターで一整形外科医として治療にあたった。外傷患者が搬送されるまでの時間が思ったよりも長く感じた。
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