Japanese
English
特集 超高齢社会における手外科疾患の治療
Bouchard結節に対する表面置換型人工指関節置換術―手術の適応と成績―
Dorsal central splitting approach in surface implant arthroplasty for proximal interphalangeal joint osteoarthritis
浜田 佳孝
1
Yoshitaka HAMADA
1
1関西医科大学総合医療センター,手外科センター
キーワード:
Surface implant arthroplasty
,
Clinical result
,
Proximal interphalangeal joint
Keyword:
Surface implant arthroplasty
,
Clinical result
,
Proximal interphalangeal joint
pp.1451-1458
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000003191
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要旨:高齢者の増加に伴い,手指の変形性関節症患者も増加している。そのなかでも近位指節間(PIP)関節の障害を生じるBouchard結節は,女性の環指などで発生頻度が高く,機能障害も生じやすい。中高齢者の生活活動レベルの上昇に伴い,手指の機能再建の希望が増加しており,人工指関節置換術の適応や成績,問題点が近年注目されている。手術の適応として,痛みや機能低下が日常生活に影響を与える場合や,保存的治療の効果がない場合が挙げられる。患者の主訴や背景,生活様式の把握が重要であり,手術の適応を検討する際には患者の希望や生活スタイル,罹患指,機種の選択などが考慮される。手術成績については,セルフロッキングフィンガージョイント(SLFJ)を用いた表面置換型人工関節置換術(SRA)の最新の手術成績を述べた。
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