整形外科手術 名人のknow-how
内反肘に対する矯正骨切りガイドを用いた手術
村瀬 剛
1
Tsuyoshi MURASE
1
1ベルランド総合病院,整形外科
pp.1396-1399
発行日 2023年11月1日
Published Date 2023/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002763
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
内反肘変形は,小児上腕骨顆上骨折後にしばしば発生する変形治癒骨折である。上腕骨遠位骨片の内反転位に加えて内旋・過伸展変形を合併することが知られている1)。過伸展変形に関しては成長に伴い一定程度の自然矯正が期待できるが,内反変形の自家矯正は望めない2)。CTデータを用いた三次元術前計画に基づいた患者適合型ガイドとカスタムメイドプレート(Accurio変形矯正システム®,帝人ナカシマメディカル社)が2021年4月に保険適用となり,従来の矯正骨切りでは限界のあった三次元的変形矯正が可能となった3)~5)。
Copyright © 2023, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.