特集 小児肘関節近傍骨折治療のコツと落とし穴
上腕骨顆上骨折後内反肘の病態と治療
岡 久仁洋
1
,
村瀬 剛
2
1大阪大学大学院医学系研究科運動器バイオマテリアル学寄付講座
2大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学(整形外科)
キーワード:
内反肘(cubitus varus deformity)
,
合併症(complications)
,
矯正骨切り術(corrective osteotomy)
Keyword:
内反肘(cubitus varus deformity)
,
合併症(complications)
,
矯正骨切り術(corrective osteotomy)
pp.602-612
発行日 2022年6月19日
Published Date 2022/6/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001035
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上腕骨顆上骨折後内反肘は,外観上の変形のみならず,肘関節可動域制限,不安定性,疼痛,尺骨神経障害など経時的にさまざまな症状を惹起する。また,上腕骨外側顆骨折を受傷するリスクにもなる。肘関節10°以上の内反変形症例には,これらの自然経過を考慮し,矯正骨切りを含めた治療方針を決定する必要がある。
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