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特集 整形外科領域のベンチャー・スタートアップ
研究成果を社会実装する際の課題とその対策
-―産学官連携とスタートアップ支援―
Challenges and solutions for implementation of research results into our society;industry-academia-government collaboration and start-up support
野口 裕史
1
,
町野 毅
2
,
小栁 智義
2
,
國府田 正雄
1
,
山崎 正志
1
,
荒川 義弘
2
Hiroshi NOGUCHI
1
,
Takeshi MACHINO
2
1筑波大学附属病院,整形外科
2筑波大学,つくば臨床医学研究開発機構(T-CReDO)
キーワード:
Translational research
,
Industry-government-academia collaboration
,
Start-up support
Keyword:
Translational research
,
Industry-government-academia collaboration
,
Start-up support
pp.1377-1385
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002316
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要旨:アカデミア研究者が橋渡し研究を実施する場合,開発計画立案や事業性検討などの基礎知識が不足していること,また,社会的にも研究者を支援する基盤が十分に整備されていないことが大きな障害となっている。橋渡し研究の出口戦略の一つとして,スタートアップを介した開発が欧米では主流となっている。本学で2018年より開始した医療特化型実践的スタートアップ人材育成プログラム「Research Studio powered by SPARK」では,開発戦略とビジネスモデル構築のための基礎知識を学び,専門領域のメンター陣と議論しながらグローバル展開を意識したTPP・研究開発計画の策定ならびに事業計画を立案できる。これまでに23チームが参加し,プログラム終了後にスタートアップ設立やベンチャーキャピタルからの数十億円規模の資金調達の成功などの成果を挙げており,スタートアップエコシステムが構築されつつある。
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