Japanese
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特集 足関節の鏡視下手術
足関節外側靱帯損傷に対する鏡視下再建手術
-―自家腱を用いた再建術(AntiRoLL)―
Arthroscopic(A)-AntiRoLL(ankle reconstruction of the lateral ligaments)technique
松井 健太郎
1
,
高尾 昌人
2
Kentaro MATSUI
1
,
Masato TAKAO
2
1帝京大学医学部,整形外科学講座
2重城病院CARIFAS足の外科センター
キーワード:
Lateral ligament/ankle
,
Reconstruction
,
Arthroscopy
Keyword:
Lateral ligament/ankle
,
Reconstruction
,
Arthroscopy
pp.363-368
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000832
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要旨:陳旧性足関節外側靱帯損傷に対する解剖学的足関節外側靱帯再建術式の一つとして,関節鏡視下AntiRoLL法(ankle reconstruction of the lateral ligaments technique)がある。AntiRoLL法は,移植腱としてAntiRoLL Y-graftを使用し,inside-out techniqueにより移植腱を,靱帯の解剖学的付着部に作成した骨孔に誘導したのちに,インターフェランススクリューによって骨孔内で移植靱帯を固定することを特徴とした術式である。これらの手技を鏡視下に行う術式が関節鏡視下AntiRoLL法である。本術式は最初に直視下術式として報告され,近年では鏡視下術式のみならず透視を併用した経皮的術式としても応用されているため,術者の技量や術中の状況に応じて,臨機応変に鏡視下法から直視や透視を用いた方法に変更することができる利点のある術式である。
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