Japanese
English
新しい医療技術
腱板修復におけるサイトカインの役割
Role of cytokines in rotator cuff healing
徳永 琢也
1
,
有村 仁志
2
,
水田 博志
1
,
開 祐司
3
,
宿南 知佐
4
Takuya TOKUNAGA
1
,
Hitoshi ARIMURA
2
,
Yuji HIRAKI
3
,
Chisa SHUKUNAMI
4
1熊本大学大学院生命科学研究部,整形外科学分野
2独立行政法人地域医療機能推進機構 人吉医療センター,整形外科
3京都大学ウイルス・再生医科学研究所,生体分子設計学分野
4広島大学大学院医歯薬保健学研究科,医歯薬学専攻,生体分子機能学
キーワード:
Rotator cuff
,
Enthesis repair
,
Cytokines
Keyword:
Rotator cuff
,
Enthesis repair
,
Cytokines
pp.1391-1396
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000647
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要旨:腱板修復術後の再断裂や長期の固定期間は臨床上の課題となっている。腱板修復過程では様々なサイトカインが発現しているが,いくつかのサイトカイン投与には修復促進効果があることが示されている。近年,腱付着部形成に寄与する細胞として,転写因子のscleraxis(Scx)とSRY-box9(Sox9)を発現する細胞が見いだされ,修復への寄与やサイトカインによる制御機構についても明らかになりつつあり,今後,新たな修復促進治療法の開発につながることが期待される。
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