特集 画像診断レポート ここだけは落とせない!主治医に伝えるべきポイント
第8章 乳房
3 乳癌:術後の変化と再発
久保田 一徳
1
,
藤岡 友之
2
,
森 美央
2
,
中田 学
1
,
伊藤 悠子
1
,
渡邊 馨
1
1獨協医科大学埼玉医療センター 放射線科
2東京医科歯科大学 放射線診断科
キーワード:
乳癌手術後
,
脂肪壊死
,
漿液腫(senoma)
,
インプラント断裂
Keyword:
乳癌手術後
,
脂肪壊死
,
漿液腫(senoma)
,
インプラント断裂
pp.1535-1545
発行日 2022年10月31日
Published Date 2022/10/31
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000002150
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乳癌術後の画像診断は,術後の経過観察や再発・転移検索のCTなどを含めると放射線科で最も多く目にするものの一つであろう。乳癌の治療の進歩にもあわせて局所や腋窩の手術を含めたマネージメントが変化してきており,これらの術式や術後の変化についても理解しておきたい。術後の画像診断では再発や転移を見落とさないことが第一の目的ではあるが,術後の生理的な変化を知っておかないと,やみくもに疑い病変を増やしかねない。本稿では,画像診断レポート作成の際に必要となる,術式や術後の変化について,典型的な症例を提示しつつ解説する。
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