連載
日常診療で押さえておきたい放射線の基礎知識 第2回 放射線医療機器と被ばくのメカニズム,線量単位の基本
井上 真由美
1
,
土肥 佐和子
2
,
古川 恭治
3
,
平田 秀紀
4
1聖マリア病院 診療放射線室
2久留米大学 認定看護師教育センター
3同 バイオ統計センター
4聖マリア病院 放射線治療科
キーワード:
医療被ばく
,
線量管理記録
,
線量単位
Keyword:
医療被ばく
,
線量管理記録
,
線量単位
pp.1067-1070
発行日 2020年8月10日
Published Date 2020/8/10
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000001367
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我が国はCTの普及が世界一であり,日常診療において,多くの病院で即日検査を実施できる体制にある。そして装置の高性能化に伴い,1検査あたり多相・広範囲の撮影が可能となった。また血管造影領域では,従来の検査だけでなく,脳,心臓をはじめとする全身の血管に対する治療が行われている。PET・SPECTを中心に核医学検査の常用など診療レベルの向上とあいまって医療被ばくの拡大を生み出し,医療法により言及されるに至ったと思われる。
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