Japanese
English
特集 がん診療におけるIVRの未来
はじめに
Foreword
森 墾
1
Harushi Mori
1
1東京大学大学院 医学系研究科
1Department of Radiology University of Tokyo
キーワード:
がん診療
,
IVR
,
低侵襲
Keyword:
がん診療
,
IVR
,
低侵襲
pp.95-95
発行日 2020年2月10日
Published Date 2020/2/10
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000001133
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- Abstract 文献概要
IVR(画像下治療)は治療という訳語が当てられてはいるが,治療にとどまらず,画像を用いた低侵襲処置一般を含む幅広い分野である。実際に,臨床現場での応用は,診断,治療および症状緩和/支持療法のすべての過程にかかわっている。したがって,止血などの救急IVRだけではなく,慢性疾患としてのがん診療のあらゆる局面でIVRの果たす役割は大きい。具体的には,診断過程において,低侵襲で検体を採取する手技に用いられるし,腫瘍に対する根治療法ではなく症状緩和/支持療法としても,通過障害に対するステント留置術や病的貯留に対するドレナージ術・シャント術として登場する。これらの領域におけるIVRの未来像についてエキスパートの先生方に解説していただいた。
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