症例
甲状腺錐体葉に生じた甲状腺硝子化索状腫瘍の1例
小野 由美香
1
,
井上 大作
2
,
坂本 拓海
2
,
吉尾 浩太郎
2
,
塩出 壮
2
,
赤木 史郎
2
,
平田 裕二
3
,
中村 聡子
4
1川崎医科大学 放射線医学(核医学)
2同 放射線科
3同 耳鼻咽喉科・頭頸部外科
4同 病理診断科
キーワード:
甲状腺硝子化索状腫瘍
,
錐体葉
,
超音波
Keyword:
甲状腺硝子化索状腫瘍
,
錐体葉
,
超音波
pp.1689-1693
発行日 2017年11月10日
Published Date 2017/11/10
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000000190
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硝子化索状腫瘍は1987 年にCarney1)らによって当初,甲状腺硝子化索状腺腫として良性腫瘍に分類されていたまれな腫瘍である。その後,リンパ節転移や被膜外浸潤をきたした症例が報告され2),今のところ良悪性の結論は出ていない。甲状腺癌取扱い規約第7 版では「その他の腫瘍」に分類されている3)。今回我々は甲状舌管の遺残である錐体葉に生じた硝子化索状腫瘍の一例を経験したので,文献的考察を加え報告する。
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