特集 泌尿器の画像診断と放射線治療
核医学
Ra-223 を用いた前立腺癌の内用療法
吉村 真奈
1
,
内田 健二
2
1東京医科大学 放射線医学分野
2東京医科大学病院 放射線部
キーワード:
Ra‒223
,
α線治療
,
去勢抵抗性前立腺癌
Keyword:
Ra‒223
,
α線治療
,
去勢抵抗性前立腺癌
pp.1531-1539
発行日 2017年10月20日
Published Date 2017/10/20
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000000167
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
前立腺癌では,癌組織が原発巣から骨組織に移行し,二次的に肺や肝臓に転移すると考えられている1)。そのため骨転移を早期に制御できるかどうかがQOL の維持および予後延長の鍵であり,骨転移を有する去勢抵抗性前立腺癌(castration—resistant prostate cancer:CRPC)の治療に対する注目が集まっている。その中で,2016 年6 月より塩化ラジウム(Ra—223:ゾーフィゴ®)による日本で初めてのα線放出核種による内用療法が開始され,治療効果が期待されている。
Copyright © 2017, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.