特集 泌尿器の画像診断と放射線治療
核医学
GI-BONE による骨転移の評価
大脇 由樹
1
,
中原 理紀
2
1慶應義塾大学病院 放射線技術室
2慶應義塾大学医学部 放射線診断科
キーワード:
GI‒BONE
,
骨SPECT/CT
,
SPECT定量
Keyword:
GI‒BONE
,
骨SPECT/CT
,
SPECT定量
pp.1499-1505
発行日 2017年10月20日
Published Date 2017/10/20
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000000164
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近年の技術的進歩によりSPECT/CT の定量性が向上している。GI-BONE(AZE Co., Ltd.)は2015 年に日本で薬機法の認証を取得した骨SPECT 定量解析ソフトウェアであり,様々な汎用型SPECT/CT 装置のSPECT 画像をstandardizeduptake value(SUV)という半定量的指標に基づいて表示することが可能である。個々の画像データからSUV を導き出すためには,CT 吸収補正,散乱補正,およびコリメータ開口補正などを組み込んだ新しい画像再構成技術を必要とする。よって,従来は各SPECT/CT メーカーの専用ワークステーションにより画像再構成を行いSUV を算出していたが,SUV 算出の過程には各メーカーの特殊性が現れており,メーカー間でのSUV のばらつきが問題となりうる。
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