特集 画像診断ガイドライン2016―改訂ポイントと今後の方向性―
小児領域ガイドライン
相田 典子
1
1神奈川県立こども医療センター 放射線科
キーワード:
小児
,
ガイドライン
,
被曝低減
Keyword:
小児
,
ガイドライン
,
被曝低減
pp.1033-1039
発行日 2017年8月10日
Published Date 2017/8/10
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000000079
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『画像診断ガイドライン2013 年版』では小児領域を担当する小委員会は構成されず,臓器別の各章の中に小児を主眼とする項目が2 つあるのみであった。今回2013年の補追版としての位置づけで小児領域を補強するとのことで参加の打診があり,急遽小委員会を立ち上げ,臓器別の各領域に追加を諮る形で本ガイドライン作成に加わった。具体的には,小児画像診断の基本的な考え方と進め方を総論に加筆し,CQ には新規CQ を4 つ,既存CQ で小児に大きく関わる6 つに見直しを行った。発達途上にあり,被曝や薬剤の使用に関して成人より注意しなければならない点の多い小児画像診断に関する項目を本ガイドラインに加えられたことは意義深いことと考える。以下に,掲載順に各項目に付きエッセンス部分を概説する。
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