特集 腹部の最新画像情報2017
症例
脾 SANTの1例
小川 和也
1
,
杉原 英治
1
,
川本 誠一
1
,
春名 能通
2
,
久保田 勝
3
,
藤谷 和正
4
,
島津 宏樹
5
,
伏見 博彰
5
1大阪府立急性期・総合医療センター 画像診断科
2同 消化器内科
3八尾市立病院 消化器外科
4大阪府立急性期・総合医療センター 消化器外科
5同 病理科
キーワード:
脾腫瘤
,
SANT
,
血管腫様結節
,
線維成分
Keyword:
脾腫瘤
,
SANT
,
血管腫様結節
,
線維成分
pp.839-843
発行日 2017年6月10日
Published Date 2017/6/10
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000000026
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Sclerosing angiomatoid nodular transformation(SANT)は2004 年にMartel らによってはじめて報告されたまれな脾の腫瘤形成性病変である。病理組織学的にはその内部に血管腫様結節が多発し,構成する血管成分が真の腫瘍とは異なり単一でないことを特徴とする。画像的な報告は少なく,手術により診断された症例が多い。今回我々は脾SANT の1 例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する。
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