特集 困難症例に対する消化器内視鏡外科手術(肝胆膵)
進行膵頭部癌に対するロボット支援膵頭十二指腸切除
小林 光助
1
,
井上 陽介
2
,
澤 優維
1
,
加藤 智敬
1
,
小野 嘉大
1
,
髙橋 祐
1
1がん研究会 有明病院肝胆膵外科
2帝京大学外科学講座
キーワード:
ロボット支援手術
,
膵頭十二指腸切除
,
膵癌
Keyword:
ロボット支援手術
,
膵頭十二指腸切除
,
膵癌
pp.1213-1219
発行日 2026年7月15日
Published Date 2026/7/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000005091
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膵癌に対する外科切除は,長期生存を得るための唯一の根治的治療である。近年,集学的治療の進歩により術前補助療法および術後補助療法の重要性が強調されているが,その前提として安全かつ確実な外科切除が不可欠である。外科領域では低侵襲手術の進展が著しく,膵切除においても腹腔鏡手術およびロボット支援手術の導入が進んでいる。とくにロボット支援膵頭十二指腸切除(robotic pancreatoduodenectomy;R-PD)は,高解像度三次元視野および多関節鉗子による精緻な操作性を特徴とし,複雑な手術工程を要する膵頭十二指腸切除において有用性が期待されている。一方で,膵頭部癌に対するR-PDの適応および腫瘍学的妥当性については,依然として議論が続いている。

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