特集 困難症例に対する消化器内視鏡外科手術(肝胆膵)
肝硬変合併例に対する低侵襲肝切除
中沼 伸一
1
,
高田 智司
1
,
武居 亮平
1
,
岡崎 充善
1
,
牧野 勇
1
,
八木 真太郎
1
1金沢大学肝胆膵・移植外科
キーワード:
腹腔鏡下肝切除
,
肝硬変
,
門脈圧亢進症
Keyword:
腹腔鏡下肝切除
,
肝硬変
,
門脈圧亢進症
pp.1147-1154
発行日 2026年7月15日
Published Date 2026/7/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000005083
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腹腔鏡下肝切除(laparoscopic hepatectomy;LH)は,血行再建や胆道再建を伴わないすべての肝切除において保険収載され,わが国で広く普及している。また,手術手技の向上やデバイスの進化に伴い本手術は適応を広げ,肝硬変(liver cirrhosis;LC)合併例に対しても行われるようになった。しかし,LC合併例は,凝固能や血小板低下,門脈圧亢進症(portal hypertension;PH)により易出血性であり出血のリスクを伴う。また線維化に伴う肝実質の硬化により,正常肝と比較して肝切離の難度は高くなる。

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