手術症例報告
腹腔鏡下回盲部切除術を施行した右腎回転異常を伴った盲腸癌の1例
山本 悠史
1
,
川崎 千瑛
1
,
村上 崇
1
,
木村 準
1
,
清水 哲也
1
,
藤井 義郎
1
1国立病院機構 横浜医療センター外科
キーワード:
腎回転異常
,
大腸癌
,
腹腔鏡手術
Keyword:
腎回転異常
,
大腸癌
,
腹腔鏡手術
pp.1003-1007
発行日 2025年5月15日
Published Date 2025/5/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004468
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腎は後腹膜臓器であり,大腸の手術時は剥離層が異なるので,副損傷は少ないと思われがちであるが,腎回転異常では腎の位置が変異しているため,通常の視野展開が困難で手術に難渋することが多い。今回,われわれは右腎回転異常を合併した盲腸癌に対して,腹腔鏡下回盲部切除術を施行した1例を経験したので,若干の文献的考察を加え,報告する。

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