特集 急性腹膜炎の治療戦略と手術
Ⅰ.総論 1)急性腹膜炎の診断と手術適応
山田 岳史
1
,
上原 圭
1
,
松田 明久
1
,
進士 誠一
1
,
横山 康行
1
,
吉田 寛
1
1日本医科大学消化器外科
キーワード:
腹膜炎
,
急性腹症
,
消化管穿孔
Keyword:
腹膜炎
,
急性腹症
,
消化管穿孔
pp.273-281
発行日 2024年3月15日
Published Date 2024/3/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003752
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急性腹膜炎は消化管穿孔によるものが多く,胃・十二指腸潰瘍,胃癌,大腸癌,腸閉塞,虚血性腸疾患,憩室穿孔,虫垂穿孔,異物,外傷など,原因は多岐にわたる。消化管穿孔以外の原因としては肝硬変患者の特発性細菌性腹膜や透析関連腹膜炎がある。手術適応となる腹膜炎のほとんどは消化管穿孔によるものであるが,手術の適応は穿孔した臓器により異なる。
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