手術手技
わかりやすい幽門下リンパ節郭清手技(2デバイス法)
岡 伸一
1
,
陳 ジュン
1
,
大塚 知博
2
,
東 大輔
2
,
福永 哲
3
,
石﨑 陽一
2
1順天堂大学医学部附属浦安病院消化器・一般外科 / 同 順天堂医院上部消化管外科
2順天堂大学医学部附属浦安病院消化器・一般外科
3順天堂大学医学部附属順天堂医院上部消化管外科
キーワード:
胃癌
,
幽門下リンパ節郭清
,
内視鏡外科手術
Keyword:
胃癌
,
幽門下リンパ節郭清
,
内視鏡外科手術
pp.1535-1541
発行日 2023年9月15日
Published Date 2023/9/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003513
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幽門下リンパ節は幽門側胃切除術・胃全摘術において必ず郭清するリンパ節であるが,その郭清手技は比較的難度が高い。とくに若手外科医はここでとまどい,つまずく場面が多くみられる。幽門下リンパ節は,郭清すべきリンパ節の周囲に大網・横行結腸間膜・膵など,温存すべき臓器が密接に癒着していることが多い。また,その癒着形式は症例ごとに異なるうえ,層を間違えると結腸間膜や膵前筋膜に切り込むこともある。それが,郭清をわかりにくく難しくしている要因の1つである。
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